『となりのトトロ』に出てくる「サツキとメイは死んでいる」という、怖い都市伝説は、ご存知ですか?
当記事では、この「サツキとメイは死んでいる」説の真相を、公式回答より、明らかにしています。
それでは、早速確認してみましょう…
となりのトトロ「サツキとメイは死んでいる」の真相【公式回答①結論】
『となりのトトロ』「サツキとメイは死んでいる」説はデマ!
リサーチした結果、
『となりのトトロ』「サツキとメイは死んでいる」説はデマというのが、公式回答であり、真相でした。
→というのも、元スタジオジブリ制作進行木原浩勝著『ふたりのトトロ』内にて、しっかり否定されていたからなのです。
公式本にて「サツキとメイは死んでいる説」がわざわざ取り上げられて、否定されるとは…。
よほど噂が盛り上がっていた(る)んだね…!
つまり、「サツキとメイは死んでいる説」は視聴者の後付けだったわけですが…
しかしそもそも、
「サツキとメイは死んでいる説」て何??何事?
という方もおられるのではないでしょうか?
ということで、
続いてはまず、「サツキとメイは死んでいる説」について解説していきたいと思います。
その後、ひとつずつ否定していきますね。
となりのトトロ「サツキとメイは死んでいる」都市伝説の内容とは
「サツキとメイは死んでいる」といわれるようになった理由として、
いくつかの都市伝説が挙げられます。
都市伝説から都市伝説が数珠繋ぎに生まれていったんだね
たくさんあるのですが…、それらを話の流れに沿って箇条書きに書き出すと、次のようになります▼
①トトロは死神
②メイは池で死亡
③池に浮いてたサンダルはメイのものだった
④メイに影がない
⑤六地蔵はメイの死の象徴(六地蔵…冥土へと旅立つ故人を守る為の存在)
⑥ネコバスは冥土からの迎え
⑦母親に会わないのはサツキとメイは死んでいるから
⑧死期が近い母親はサツキとメイの気配に気づく
⑨エンディングでは家族4人の思い出が走馬灯のように流される
これらの都市伝説を全て辻褄が合うように文章にまとめてみますね。
すると、次のようになります。▼
トトロは死神です。
トトロに出会った時点で、メイとサツキの死の運命は決まっていました。
メイがサツキより先に死んだのは、サツキより先にトトロに出会ったからです。
メイの死は、入院しているお母さんにとうもろこしを届けに行く途中で訪れました。
メイは道中池に落ちて溺れてしまったのです。
池にはメイのサンダルが浮いていました。
サツキはそれを見て「メイんじゃない」と言いますが、本当は、メイのものでした。
サツキはメイを見つけたい一心で、「トトロに会いたい」と願い、冥土からの迎えであるネコバスに乗り込みました。
この時点で、サツキもすでに死亡していることになります。
サツキは後で神隠しにあったことになるか、遺体が木のトンネルで見つかるかのどちらかでしょう。
メイは六地蔵の前にいました。
六地蔵は、冥土へと旅立つ故人を守る為の存在です。
すでに死んでいるメイに影はありません。
サツキとメイは無事に再開すると、母親の病院へと向かいます。
サツキとメイは母親の元気そうな姿を見てニコニコです。
しかしその頃には自分たちがすでに死んでいることを悟っていたのでしょう。
サツキとメイはさっかく病院まで来たのに、母親に会おうとはしません。
その代わり、トウモロコシだけ置いて帰りました。
父親はサツキとメイに気がつきませんでしたが、死期が近い母親はふたりの気配に気がつきました。
エンディングでは、今より幼いサツキとメイが、母親と幸せに暮らしていた頃の映像が流れます。
未来でなく、過去の映像が流れたのは、サツキとメイは死んでいるからなのです。
…と、いうことなのです。
いかがでしたか。
後付けの作り話にしてはよくできているというか、信憑性がありますよね。
となりのトトロ「サツキとメイは死んでいる」の真相【公式回答②詳細】
①池に浮いてたのは本当はメイのだった説
メイのではありません!
※勝手に公式回答を代弁
これは、実際に画像を見比べてみれば、分かることですよね。
どうでしょうか。
別物だということが分かりますね。色もデザインも違います。
サツキは本当は、メイのサンダルって分かったけど、認めたくなかっただけなんじゃ…
などと言われていることもありますが、安心して下さい。
本当にメイのサンダルではありませんでした。
…では、メイのサンダルではないなら、あのサンダルは誰のものだったのでしょうか?
②メイに途中から影が無くなっている説
日没を意識して描かなかっただけです!
※勝手に公式回答を代弁
メイちゃんの影が途中から無くなっていたのは、
日没後で影が見えなくなっていたからだったんですね。
プロならではの計算だったということです。
メイちゃんの影が途中からなくなるのは、
ただの書き忘れらしいよ!
なんてネット上では言われていることもありますが…、
これは誤解ですね、ご注意を。
世界のスタジオジブリが、そのようなケアレスミスを起こすはずがありませんでした。
プロが計算してやったことが、書き忘れと誤解されて世間に認識しまうのは、ちょっとかわいそうというか、不憫に思えますよね。
③母親がサツキとメイの気配に気づいたのは死期が近いから説
母親はエンディングで退院しています!
エンディングまでが物語です!
エンディングが終わった後に「おしまい」と出るでしょう?
※勝手に公式回答を代弁
サツキとメイのお母さんがその後退院する様子は、
- 映画のエンディング
- 小説版『となりのトトロ』
で描かれていますよ。
どうも、皆の記憶からは、エンディング登場する"母親が退院するシーン"が、すっぽり抜け落ちてしまっているようです。
スタジオジブリ作品は、サブスクで配信されていない為、手軽に観るということができません。
それで、記憶が曖昧になりやすいし、ウワサも独り歩きしやすく、都市伝説が信じ込まれやすいのでしょうね、きっと。
サツキとメイのお母さんに関しては、
サツキメイのお母さんは、結核末期で、もう治らない人が入院する療養型の施設に入院しているんだ。
なんていう説も生まれています。
"サツキとメイのお母さん結核末期で死んじゃう"説ですね。
が、これもデマです。(といっても、サツキとメイの母親が結核というのは、本当ですが…くわしくはこちらから。本当の情報も交じっているので、ややこしいんですね)
④エンディングに家族4人の思い出画像が流される説
エンディングでサツキが幼く見えるのは、
サツキが母親の役割を終えて子供らしくなったからなんです!
※勝手に公式回答を代弁
この説も、
エンディングに流れるお母さんの退院シーンがすっぽり抜け落ちることで成立する都市伝説ですね。
というのも、視聴者には、サツキの幼い姿の方が印象に強く残るからなのではないでしょうか。
⑤トトロは死神説
トトロは単なる動物です!
※勝手に公式回答を代弁
トトロが単なる動物だと…?
それはそれで驚くべきことだとは思いますが、それが公式回答なのです。
トトロの正体については、こちらで詳しく紹介しています。
なんにせよ、トトロが死神でなくて良かったですね。
まあ、あんなにかわいい死神(と、ネコバス)に連れて行かれるのであれば、向かう先は極楽浄土なのではないか、と思ってしまいますね。
となりのトトロ「サツキとメイは死んでいる」の真相【公式で語られていないこと】
続いて、公式で回答が語られていないことです。
※正確には、管理人が知らないだけかもしれませんが…
①ネコバスは冥土からの迎え?
ネコバスが冥途からの迎えなのか?どうなのか?ということについて、
公式の言及はないようです。
(トトロが死神説程出回っていなかったからもしれませんね)
しかしトトロは死に神ではないし、
サツキとメイも死んではいません。
仮にネコバスが冥途と現世をいったりきたりすることができる化け物だったとしても、
なくとも、乗ったら2度と現世に帰れない、という類いのものではないことが分かりました。
②母親はなぜサツキとメイの気配に気が付いた?
母親がサツキとメイの気配に気が付いたのは、
何も母親に死期が近づいていたからだったわけではないことは分かりました。
では、なぜ母親はサツキとメイの気配に気が付いたの?
という点については、謎のままで、想像力をふくらませる余地が残されているようです。
- スピチュアル的なもの
- 名付けるなら、"母親の愛の力"でしょうか?
- サツキとメイが窓辺にとうもろこしを置いた物音に気が付いた
- 物音がして、母親は無意識に今最も会いたい愛娘のことを連想したのかも?
父親ともちょうどサツキとメイの話をしていましたからね。
- 物音がして、母親は無意識に今最も会いたい愛娘のことを連想したのかも?
③なぜ六地蔵?
これは恐らく、日本の良さを伝える為のものだったのではないでしょうか?
というのも、『となりのトトロ』は、(日本の良さを伝えたい)という目的もあって制作されたといいます。
道端にお地蔵様がいるのは、日本特有の風景だということで…、
そこで、六地蔵だったのではないですかね。
まとめ
ということで、
サツキとメイは死んでいません!
『となりのトトロ』の怖い都市伝説「サツキとメイは死んでいる」はデマでした。
本当だったら本当だったで、
それはそれで興味深いですけどね。
ですが、『となりのトトロ』のイメージとは遥かにかけ離れていますよね。
『となりのトトロ』は「楽しい作品」「見ている人が幸せになるような作品」をモットーに制作されたそうです。
これを知ってしまうと、益々「サツキとメイは死んでいる」説は有り得ないとなるわけです。
が、『となりのトトロ』にこんなに多くの都市伝説が生まれるとは、いかにみんなに愛されて深読みされているか、ということが分かりますね。
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