当記事では、
ネット界隈で噂になっている、
「ナウシカ妊娠説」
について解説しています。
ナウシカとアスベルと結婚してやってるし、子供もいる。
アスベルはユパ様に弟子入りしているのだとか。
気になって仕方ないですよね。
真相はどうなっているのでしょうか。
ナウシカ妊娠説とは
ナウシカ妊娠説とは、
映画のエンディング映像の内容を解釈したものになります。
ナウシカ妊娠説を説明すると・・・
ナウシカとアスベルはその後結婚。
ナウシカは風の谷のお姫様で、アスベルはペジテの王子様なので、両国は親戚となって、仲良しこよし。
ナウシカがその後身籠る。
ナウシカは旅には出られないので、代わりに、ユパ様と、ユパ様とに弟子入りしたアスベルが出発！
というものです。
王蟲の海嘯が一件落着して、ナウシカとアスベルが再開。
アスベルはナウシカを抱き上げてぐるくるまわります。良いムード。
すると…
何やら、風の谷で、風の谷の民とペジテの民がわいわいやっています。
（額当てしているのは、とりあえずペジテの民とみられます）
風の谷に王蟲の海嘯を仕掛けたペジテの民が、なぜ風の谷にいることが許されるのか？
というと、それは、風の谷の姫であるナウシカと、ペジテのアスベルが結婚したから、という解釈です。
アスベルと、ユパ様が出掛けていくのを、ナウシカが見送っています。
なぜナウシカも一緒に行かないのか？
というと、それは、ナウシカはこのときすでにお腹に子供を身籠っているから、という解釈です。
いかがでしたか？
なるほど！と思いましたか？
それとも、腑に落ちませんでしたか？
「ナウシカ妊娠説」公式回答は？
公式回答は、特にありません。
それなので、「ナウシカ妊娠説」（ナウシカとアスベルはやってるし子供もいる説）は、都市伝説止まりなんですね。
そして都市伝説といえば、嘘前提なので当然かもしれないですが、大体違っているイメージがあります。
たとえば、『となりのトトロ』の都市伝説をチェックしてみて下さい。
本当に怖いです。
個人の見解は・・・
「ナウシカ妊娠説」ですが、個人的には、こじつけかなぁ…と感じました。
アスベルとナウシカはいつかは結婚してほしいし、望むエンディングではあります。
しかし、宮崎駿監督が愛したナウシカ（ギリシア神話）は、求婚者や世俗的なことより、自然とたわむれることを喜ぶ少女なんですよ。（障害独身説もある）
それをやったら、宮崎駿監督の思うナウシカ像からは離れるのかなぁ、というイメージです。
ナウシカ妊娠説が違うなら、エンディングの本当の意味って？
映画『風の谷のナウシカ』のエンディングストーリーが、ナウシカの結婚・妊娠ではないのなら、本当はどのようなストーリーだったのではないでしょうか。
エンディングで、アスベルがナウシカを抱き上げてぐるぐるした後は、トルメキアのクシャナ、クロトワたちは去っていきました。
しかしアスベルを初めとしたペジテの生き残りは、風の谷にとどまっていますね。
ペジテの民は、風の谷に王蟲の海嘯を仕掛けたことを、すまなく思って、復興のお手伝いをしているのかもしれません。
アスベルと、他ペジテの民２名が、スコップを手にしているところを見ると、ペジテの民は誠意を尽くしたように見えます。
ペジテの民は帰るところがないですから、もしかしたらその後風の谷に受け入れてもらったという可能性もあります。
ただ、頭に宝石を付けていた地位の高そうな男の姿は見えないことと、この場面以降、ペジテの民が、風の谷にいる様子は映りませんでした。
そしてアスベルとユパ様が、ナウシカに見送られて旅立ちます。
ユパ様もナウシカにバイバイしているのがかわいいですよね。
２人は恐らく、アスベルとナウシカがたまたま見つけた、清浄化された土地を見に出掛けたのではないかと思いました。
ユパ様は必ず目にしたいでしょうし、その後、「おわり」のシーンでその場所も映ります。
死んだ土地から希望の芽が生えた！という明るさに満ちた終わり方でした。
でもなぜ、ユパ様とアスベルの２人なのか？
というと、クイとカイも２匹しかいないし、なんとなく、ふたりの親しげな姿を描きたかったのかもしれない、と思いました。
ユパ様とアスベルのふたりは、原作では、長らく一緒に旅をしていましたから。
ふたりが他人のままの雰囲気で終わることは、なんとなく寂しいですよね。
そしてアスベルがユパ様の弟子になったかというと、それは当然なりたいと思います。
強くなりたいでしょうからね。
なのできっと、アスベルはユパ様に弟子入りを希望したのではないでしょうか。
原作では、ナウシカとアスベルのその後はどうなる？
映画『風の谷のナウシカ』では、その後、ナウシカとアスベルが結ばれること予期させる終わり方でした。
しかし原作では、そうはいきません。
ナウシカとセルムが結婚する説が、浮上しているのです。
ですから、アルベスとナウシカが良い感じで終わるあの映画のエンディングは、読者が見たかったエンディングを見せてくれているようでもあるんですよね。
『風の谷のナウシカ』の原作では、死んでしまうキャラクターも多いです。
それがない映画のストーリーは最高で、尺的には短く物足りなさはあるものの、映画には映画の良さがあると思わされます。
映画と原作の違いは？
映画：原作１～２巻までの大体を映像化したもの
原作：全７巻
映画と原作の違いをあげるなら、原作にしか出てこないキャラクターがいるということと、ストーリー・結末の違いでしょう。
原作３巻～映画のその後が描かれている、といった具合ですが、２巻から、原作にしか出てこないキャラも登場します。
原作と映画の違いは、次の記事を参考にしてみて下さい。
コメント