ナウシカ｜ケチャが嫌い？誰かも紹介！アスベルの結婚相手？

当記事では、『風の谷のナウシカ』に出てくる少女「ケチャ」を紹介しています。

ケチャにはなんと、アスベルとその後結婚するのだというウワサも…

しかしケチャを「嫌い」だという人は、多いようです。

ケチャは誰なのか、嫌われる理由は何なのか、まとめてみました。

ケチャ、て誰？wiki風プロフィール（風の谷のナウシカ）

ケチャとは、『風の谷のナウシカ』原作コミックに出てくるオリジナルキャラクターです。

しかし名前こそ出てきませんが、映画にも、ナウシカの身代わりとして出てきます。

ケチャのバックグラウンド

ケチャは、土鬼（ドルク）諸候国のマニ族の娘です。

マニ族の族長・僧正を大変慕っています。

僧正と僧会に参加していたことからも、付き人か、弟子くらいの親密な関係にあるとみられます。

ケチャに両親や家族がいる気配は感じられません。

ケチャの行動

ケチャは、僧正とユパとアスベルと共に、土鬼の皇弟の意思に逆らって、王蟲の培養土を破壊しました。

しかしその一件によって、僧正が亡くなってしまいます。

それからケチャは、ユパとアスベルと共に行動します。

ケチャは初め、僧正を失った悲しみから、僧正が亡くなったのはアスベルとナウシカが僧正をたぶらかしたせいだと、アスベルに対して激しく怒っていました。

途中、腐海に遭難し、＂森の人＂であるセラムとセライネに助けられ、彼らの世話になります。

最終的にユパやアスベルは、ケチャの大切な仲間になりました。

ケチャの技能

ケチャは、土鬼でありながら、風の谷の言葉を理解し、話すことができます。

谷の言葉を話すときは、自分のことを「オレ」と呼んでいました。

武道の心得もあるようで、大人の男性２人を負かしました。中々の手練れのようです。

ケチャの性格

ケチャは、町で奴隷の小さい女の子が主人に鞭で叩かれている様子を見て飛び掛かっていくなど、正義感が強いです。
（ケチャが大人の男性２人を負かしたのも、このときです）

ただ、敵地で多勢に無勢だった為、ユパが助けに入らなければ、やられていたでしょう。

ケチャには、後先を考えず、そのときの感情で行動するような、気性の荒さがあるように見受けられます。

しかし気が強い一方、メンタルは弱いようで、情緒は不安定になりがちです。

ケチャが嫌いな理由は？

ケチャが嫌いだと感じる人は、Googleのサジェストワードを見るに、多いようです。

その理由をリサーチするのと、個人的にも考えてみました。

ケチャを嫌いな理由

①ナウシカと恋仲のジャマになるから
②口が悪い
③他責の傾向がある
④感情的・気分屋
⑤鬱々としている
⑥配慮に欠ける

総じていうと、ケチャが嫌われる理由は、わがままで、自分勝手な性格に感じられるからのようです。

やさしくて強くて、みんなから好かれるナウシカとはまるで正反対のようなキャラですね。

しかし創作的な面でいうと、
ケチャのような、＂良い奴＂と思われにくいキャラは、中々貴重に思えます。

悪役でもないのに、です。

万人受けするとはいきませんでしたが、ケチャの魅力は、まっすぐなところと、本当は寂しがりの甘えん坊で、過保護欲を掻き立てられるところではないでしょうか。

①ケチャはナウシカと恋仲のジャマになるから嫌い

原作では、ナウシカは最終的に、アスベルでなく、セルムと一緒になることを匂わせるような終わり方になっています。（詳しくは後述）

しかし、ナウシカとアスベルのカップリングを望む人は多いです。

そういう視聴者からしてみれば、ケチャの性格どうの関係なく、存在自体がちょっと疎ましいように感じられますよね。

②ケチャは口が悪いから嫌い

ケチャは、考えて言葉にするというよりかは、考える前に言葉や手が出てしまうタイプに思えます。

ケチャの口の悪さが目立ったのが、敵国であるトルメキア人を罵ったときの「トルメキアの豚！」というセリフです。

「豚」を使ったのが印象を悪くさせたかもしれないですね。

豚さんに、罪ないですからね。

③ケチャは他責の傾向があるから嫌い

本心かどうかは定かではないですが、ケチャは、僧正が亡くなったことを、アスベルとナウシカのせいにしました。

ケチャは元々、皇弟の意向に逆らうことには、反対していて、僧正にも反対していました。

僧会の戦艦に追い詰められたときには、「だからだめといったのに…」と不満を漏らしました。

しかしケチャが内心では賛同していなかったにしても、結果的に僧正やアスベルに手を貸したことは、自分の意思で決めたことです。

それだったら、結果が良かろうが悪かろうが、その結果に責任を持つべきで、それで他者を責めてしまったら、責任転嫁にあたるのではないかと思いますよね。

ケチャは僧正が亡くなった後、激しく憤り、アスベルに次から次へと物を投げ付けました。

アスベルが、だいぶかわいそうでしたね。

④ケチャは感情的で気分屋だから嫌い

ケチャが自身の感情のコントロールが苦手だということは、これまでの説明でも、よく分かっていることかと思います。

ケチャはずっと怒っているイメージがありますが、気分屋のようで、さっきまで怒っていたと思えば、笑っている、ようなところもあります。

ケチャが嫌われる理由について書いているので、ネガティブに書いてしまってしまっていますが、良くいえば、ケチャは正直者で、素直だといえます。

例えばケチャはアスベルのことを「僧正をたぶらかした」とさっきまで拒絶していたかと思えば、セルムから差し出された蟲の卵に驚いて、アスベルの肩にしがみついています。

その後セルムに髪を褒められると、すんなりと蟲の卵を受け取ります。

そして後日には、「わたしもう蟲平気よ！！」とご機嫌にしています。

ケチャは、気分の浮き沈みが激しいですね。

⑤ケチャは鬱々としているから嫌い

ケチャは基本的に鬱々としています。

ネガティブなようで、怒っていること、悲しんでいることが多く、表情や言動が暗いことが多いです。

しかしケチャは慕っていた僧正を失いましたし、不安なことがあっても楽しいことがないので、鬱状態なのかもしれません。

⑥ケチャは配慮に欠けるから嫌い

自分のことでいっぱいいっぱいなケチャは、周りを気に掛ける余裕がないようです。

ケチャが旅の途中、奴隷の子供をなぶっていた男に襲い掛かるというシーンがありました。

がしかし、その後、子供たちに対する待遇は良くなったのでしょうか。

恐らく、前より悪いものになったのではないでしょうか。

ケチャはそのとき、男に対する怒りをぶつけて発散したかっただけのようにも見えました。

ケチャはユパに保護された後も、「小さい子を家畜のように鞭で叩いていた」と怒りおさまらぬ様子でした。

が、子供たちへの心配が先立つならば、「小さい子が家畜のように鞭で叩かれていた」となっていたのでは。

行動したはいいものの、中途半端というか、無責任な印象のままで終わってしまいました。

やるならいっそのこと、子供をかっさらってくれていれば、読者の評価も全く違っていたものになっていたでしょう。

蟲の卵を飲めるようになった後の、

わたしもう蟲平気よ!!

卵だってひと息にのんじゃう

宮崎駿作『風の谷のナウシカ』４巻,徳間書店

というセリフにも、蟲の卵をもらっておきながら、平気とは何事かと…配慮や敬意が足らないと感じさせられます。

人の振り見て我が振り直せ、ですね。

ケチャとアスベルの関係は？その後、結婚するの？

ケチャとアスベルが結婚するかは不明。
（原作にハッキリとは明記されていない）

しかし、
ナウシカとセルム結婚説が主流であることから、ケチャとアスベル結婚説が浮上しています。

↓
ナウシカとセルムが一緒になったら、ケチャ、アスベル、セライネくらいしか残っていませんからね。

そうしたらいよいよ、アスベルとケチャが結婚する未来も現実味を帯びてきます。

アスベルはナウシカが好き？

しかしアスベルは恐らく、恋愛対象としては、ナウシカのことが好きだったのだと思います。

アスベルは、ナウシカに飛び付かれたら赤くなるのに、ケチャのときは、顔色を変えませんでしたからね。

アスベルは、ケチャを抱き寄せて眠るときにも、心ここにあらずというか、仕事人の雰囲気でした。

ケチャはアスベルが好き？

しかしケチャは恐らく、アスベルのことをもう好きになっているか、
今後好きになっていくのだと思います。

次の画像は、ユパとナウシカの話をしているアスベルを見て、浮かない様子で目を逸らすケチャです。▼

このときからケチャはすでに、アスベルに恋心を抱いていたのかもしれません。

アスベルに肩を抱き寄せられて、ケチャが目を覚まさない方が不思議ですから、そのときも、もしかしたら意識していたのかもしれないですね。

それにケチャは、面倒見の良いやさしいセルムやセライネに対して、分かりやすく好意を抱いていましたよね。

アスベルも、最初こそケチャに恨まれはしましたが、本来は面倒見の良いやさしい人です。

ですからアスベルは、ケチャの好みのタイプに合っているのだと思います。

小まとめ

アスベルがケチャに恋愛していると思えるような描写は見つけられません。

が、しかしケチャから好きだと言われて頼られたら、放ってはおけないのが、アスベルではないでしょうか。

守ろうと思うのではないでしょうか。

ケチャとアスベルが結婚するならば、そのようなシチュエーションになるのではないか、と思いました。