当ページには、『紅の豚』に出てくるマダム・ジーナのファッションについてまとめています。
帽子、ドレスなど、ジーナの服装はおしゃれで、真似できるものならば、真似してみたくなりますよね。
ジーナのコスプレの参考にも、ぜひ。
紅の豚|マダム・ジーナのファッションまとめ。コスプレの参考にも
『紅の豚』の舞台である1920年代は、ココ・シャネルがファッション界に革命を起こした時代。
この背景のもと、登場する女性キャラクターは皆、洗練された服装をしています。
中でもジーナは、シーンごとに趣向を変えたコーディネートを披露し、当時としては珍しかったパンツスタイルを披露する場面もあります。
ジーナのファッション①紫のロングドレスコーデ

ジーナが、ホテルアドリアーノで着こなしているドレス。
これはまさしく大人の夜の装いにふさわしいエレガントな一枚です。
ドレス
1920年代調のストンとしたロングドレス。
理想の女性体型は、第一次世界大戦後、絵画『ヴィーナスの誕生』にあるようなぽっちゃり体型から、「少年っぽい体型」に変化しました。
女性はコルセットから解放され、シュミーや、薄手のキャミソールといったアイテムを使用するようになったそうです。
ジーナも非常にスレンダーな印象。
男性にモテていたわけです。
アクセサリー
ジーナといったらこれ。
ゴールドの大ぶりな丸いイヤーアクセサリーが、顔回りを華やかに演出しています。
首元には、3粒のゴールドネックレスが光ります。
ヘアスタイル
ヘアスタイルは、当時流行の「ショートボブ」。
このショートボブは、当時流行していたクローシュハットの下におさまることが狙いだったようです。
コスプレ然り、ジーナを真似る際には、これらにジーナ風メイクを組み合わせてみて下さい。
すると、ポルコを魅了するホテル「アドリアーノ」の歌姫にふさわしい、夜のシーンに映える大人のフェミニンコーディネートが完成するはずです。
ジーナのファッション②淡い紫のリボンドレスコーデ


こちらは、ジーナの日中コーディネート。
1920~30年代のモダンスタイルをベースに、優しいパステルカラーでまとめられています。
ドレス(ワンピース)
くすんだ薄紫色のドレス。
ややゆったりしたドロップウエストに、裾に向かってさりげなくフリルが揺れるフラッパー風シルエットです。
胸もとの大きなグリーンのリボンが目を引くアクセントになっています。
当時流行りのIラインドレスですね。
このドレスの形はかわいいですが珍しく、Amazonなどで検索して見つけることは困難でした。
それでも、「レトロワンピース 紫 Iライン」などと検索することで、雰囲気的にそれに近い服を見つけることができるはずです。
帽子(ハット)
当時流行していたクローシュハット。
この帽子は、髪を所定の位置にキープするのに役立ったそう。
リボンではなく、ツートーンの切り替えラインのみなのが軽やかな印象です。
アクセサリー
ジーナが、ホテルアドリアーノで着用していたイヤリングを使い回しています。
グローブ
オフホワイトのロンググローブが、全体のコディーネートに上品さと清潔感をプラスしています。
バッグ(クラッチ)
マスタードイエローの小ぶりのハンドバッグ。
タイツ(ストッキング)
全体に統一感のあるうすい紫色です。
シューズ
赤いストラップシューズ。
ストラップの装飾は、1920年代に流行しました。
スカートの丈が膝まで上がったことで、靴の需要度が増したそうです。
ということで、ジーナは改めて、流行最先端を走る、おしゃれな女性だったことが分かりますね。
流行は繰り返される、とはいいますが、現代の感覚で見ても、ジーナのファッションはとてもかわいいですよね。
それも、幅広い年齢層が楽しめそうなファッションです。
今回の項目で紹介したジーナのファッションをまとめると、淡いパープル×グリーンリボンのスイートなワンピースに、クラシカルな小物を組み合わせた「エレガント&レトロ」スタイルでした。
イエローのバッグ&イヤリング、赤いシューズでコーデにリズムを加え、かわいいけどかわいすぎない、絶妙な“色遊び”が光る大人かわいいコーディネートです。
ジーナのファッション③オフホワイトドレスコーデ



こちらは、ジーナのティータイムスタイル。昼下がりのリゾートに映える、上品なエレガントコーディネートです。
ドレス(ワンピース)
オフホワイトのワンカラーの、ウエストを絞ったドレスです。
襟付きジャケット風の前立てが、フォーマル感を出していると同時に、最先端感を醸し出しますね。
これも、Amazonなどで見つけることは難しそう。
「レトロ ロングドレス ホワイト 貴族」が精一杯かもしれないです。
帽子(ハット)
紫外線対策としても実用性の高い大ぶりのつば広帽(ブロードブリムハット)。
顔回りに影を落としてシックな印象を与えていると同時に、涼し気な印象も与える、夏のリゾートらしい帽子です。
アクセサリー
ゴールドのチョーカー風ネックレス。
イヤリングは、青紫(ラピスラズリを思わせる色)の小ぶりなドロップ型です。
グローブ
ドレスと同系色のフリル付きロンググローブ。
以上となりますが、
マダム・ジーナのファッションを小ディーネートに取り入れる際には、ぜひ、以上の情報を参考にしてみてください!
参考:
https://vintagesewingpatterncompany.com/ja/pages/1920s-fashion-styles?srsltid=AfmBOooL_sBD0o1MWJ7nAElINF6n-vdFHEHNsyAar8b9c_NWuwf8ljkp
https://gigazine.net/news/20150130-women-ideal-body/
https://www.kci.or.jp/archives/digital_archives/1920s/KCI_168
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